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zoom RSS アレクシア女史、ロンドンで吸血鬼と戦う/ゲイル・キャリガー

<<   作成日時 : 2011/11/11 21:58   >>

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19世紀イギリス、人類が吸血鬼や人狼らと共存する変革と技術の時代。

さる舞踏会の夜、われらが主人公アレクシア・タラボッティ嬢は偶然にも吸血鬼を刺殺してしまう。

その特殊能力ゆえ、彼女は異界管理局の人狼捜査官マコン卿の取り調べを受けることに。
しかしやがて事件は、はぐれ吸血鬼や人狼の連続失踪に結びつく――

ヴィクトリア朝の歴史情緒とユーモアにみちた、新世紀のスチームパンク・ブームを導く冒険譚、第一弾







主人公、アレクシア・タラボッティは、貴族の娘でオールドミス。
日本じゃあまり馴染みのない“オールドミス”を訳すなら、“婚期を独身逃した女性”とでもなるのでしょうか。
26歳という年齢は、現代の感覚からするとそこまでしつこく言われるほどではない気がするんですが、19世紀初頭の貴族の娘というと、十分行き遅れなのかもしれません。

さらにアレクシアは、供のない散歩を楽しんだり、最新技術に興味を持ったり、自身を襲ってきた吸血鬼をたたきのめしたりと、貴婦人としてはいささか変わり者であります。


吸血鬼と書きましたが、この作品は正確には吸血鬼モノではありません。吸血鬼は出てきますが。

舞台は、人間と、吸血鬼や人狼といった“異界族”と呼ばれるものたちが共存する19世紀初頭のイギリス。
そしてアレクシアは、異界族を触れるだけで人間に戻してしまうという力を持つ〈魂なき者(ソウルレス)〉であり、唯一の“反異界族”と呼ばれる存在です。

家族には魂なき者であることを隠しつつも、吸血鬼の友人と交流したり人狼のトップとケンカしたりしていた彼女ですが、あるとき舞踏会で吸血鬼に襲われ、殺してしまいます。
そしてその事件をきっかけに、吸血鬼や人狼たちの謎の失踪事件へとつながっていきます。


読んでいて非常に楽しい話でした。
登場人物が皆魅力的。個人的にアケルダマ卿が好き。
テンポよく進んでいくので読んでいてあきません。
何より主人公のアレクシアがいいですね。知的で毒舌でそのくせ実はオールドミスであることを気にしてる。

異種族的な意味でのファンタジー要素あり、ミステリ要素あり、そしてロマンスありと、読んでいてあきないのではないでしょうか。
アレクシアと同年代の女性におすすめします。


著者のHP(ttp://www.gailcarriger.com/)
※英語です




アレクシア女史、ロンドンで吸血鬼と戦う 〈英国パラソル奇譚〉
著:ゲイル・キャリガー
イラスト:川野靖子
出版:ハヤカワ文庫
初版:2011/04/15
本体価格:800
P398
ISBN:978-4-15-020532-4


アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う (英国パラソル奇譚)
早川書房
ゲイル・キャリガー


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